◆ はじめに ― なぜ「言葉」が心に刺さるのか?
「あなたのその一言で、救われた気がした」
そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
言葉は、目には見えません。
でも、心に深く残ります。
それはまるで、魂にも届くような温かさや、時にはナイフのようにぐさっと突き刺さることもあります。
まさに諸刃の剣、ですね。
私たちが普段なんの疑いもなく使っているこの”言葉”には凄まじいパワーがあると言われています。
日本には古来より言霊、という言葉もありますね。
特に聖書には、言葉に宿る“創造の力”について、深い洞察が描かれています。
◆ 聖書に書かれた「言葉は神であった」
『ヨハネによる福音書』の冒頭には、非常に象徴的な一節があります。
「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。」
― 新約聖書 ヨハネによる福音書 1章1節
これは単なる比喩ではなく、「言葉」こそがすべての始まりであり、創造の源だったという宣言です。
つまり、神は「言葉」を通してこの世界を創った。
そして神は私たち人間にも、その「言葉の力」を授けてくださった。
そんなメッセージが込められている、と言われています。
◆ 言葉が人生を変える理由
私たちは毎日、無意識にたくさんの言葉を使っていますね。
でも、その一言一言が、相手の心や、自分の未来にどんな影響を与えているかを意識する人は少ないのではないでしょうか?
「どうせ無理だよ、失敗するに決まっている」
「私なんて…」
こうしたネガティブな言葉を自分に向けていると、それが現実になっていきます。
逆に、
「私はきっとできる!」
「私は運がいい!」
そんな言葉を心にかけ続けると、見える世界が少しずつ優しくなっていく気がしませんか?
あなたが発した言葉を一番最初に聞くのはあなた自身なのです!
だから、良い言葉を発することでその温かな波動はあなた自身に戻ってきます。
循環ですね、できるだけいい言葉、温かい言葉を発していい循環をつくっていきましょう。
言葉は、現実の“種”になるのです。
誰もがあなたの言葉によっていい循環、望んだ人生を創造できます。
◆ 「言葉」を整えるには、まず「心」を整える
言葉は、ただの音や記号ではありません。
それは波動であり、エネルギーであり、祈りであり、愛そのものです。
だから、
自分の心が整っているとき、そこから出る言葉は、誰かの魂にまっすぐ届きます。
でも、心が乱れているときには、言葉もまた、誰かを傷つけてしまうことがありますね。
だからこそ、
自分自身の内側を整えることが、「言葉の力」を正しく使う第一歩であると言えます。
◆ おわりに ― 言葉はあなたを通して働く「神の力」
神は、なぜ私たち人間にだけ「言葉」を与えたのでしょう?
それは単なる伝達手段のためではなく、「言葉の力」を正しく使い、愛や癒し届け、希望を生み出すため、ではないでしょうか。
今日あなたが使うその言葉が、誰かの心に光を灯すかもしれません。
そして同時に、自分自身の未来さえも創造する力を持っているのです。
どうか大切に使ってください。
あなたの言葉には、想像以上の力を秘めています。