気づき

「本当の自分」が、分からないあなたへ

蒼井七菜子

社会人経験6年で転職7回、休職を重ねてきましたがメンターとの奇跡のご縁に恵まれました。その月暮らし余裕なし会社員から家で独りで経済的自由を目指して学びに取り組んでいます。心穏やかにひっそりと愛と調和に満ちた人生へ。

本当の自分が、分からない。

自分が本当にしたいことは何なのか。

本当は何が好きなのか。

考えても、考えても、答えが出てこない…。

あれ?自分のことのはずなのに…

ふと、そんな風に感じることは、ありませんか?

実は、以前の私も、まったく同じでした。

何が好きかも、どこへ向かいたいかも分からず、ただ何となく日々をやり過ごしていた時期があります。

だから、もし今あなたがそう感じているとしても、どうか焦らないでください。

それは決して、あなたがおかしいからではありません。

「本当の自分」は、頭で一生懸命考えて見つけるものではないからです。

「嫌い」は分かるのに、「好き」は分からない

不思議なもので、私たちは「何が嫌いか」なら、すぐに答えられます。

苦手な人、避けたい場所、やりたくないこと。

そういうものは、パッと思い浮かびます。

ところが、「何が本当に好きか」となると、意外なほど言葉に詰まってしまう。

心から好きなものが、うまく出てこないのです。

なぜでしょうか?

それは、私たちがずっと世間のいう「~べき」で生きてきたからかもしれません。

その「べき」は、本当にあなたが選んだもの?

こうするべき。

こうあるべき。

そうやって、自分の気持ちよりも「正解」を優先して生きてきました。

その積み重ねが、いつの間にか自分自身を見えにくくしてしまっているんです。

ここで、少し立ち止まって考えてみてください。

あなたが従ってきたその「べき」は、本当にあなた自身が選んだものでしょうか。

もしかすると、世間が「これが正解だ」と決めたものを、いつのまにか自分の意志だと思い込んできただけ——そういう面もあるのではないでしょうか。

気づかないうちに、私たちは自分の心の声よりも、まわりの期待を優先するようになっていきます。

だからこそ、自分の心が本当は何を喜ぶのか、分からなくなってしまうのです。

本当の自分を思い出す、小さなヒント

でも、安心してください。

本当の自分を思い出すヒントは、ちゃんとあります。

しかもそれは、遠くにあるものではありません。

あなたが「心地よい」と感じる瞬間の中に、静かに隠れているんです。

日々の暮らしの中で、ふっと心がゆるむ瞬間。

それを、丁寧に拾い上げてみてください。

たとえば、朝の光を浴びるとき。

好きな本を、お気に入りのカフェで読んでいるとき。

誰かと、心から声をあげて笑い合うとき。

その何気ない心地よさの中にこそ、本当のあなたが求めているものが隠れています。

頭で分析する必要はありません。

ただ、「あ、今いい感じだな」と感じた瞬間を、見逃さないでいるだけでいいのです。

「~べき」ではなく、「心地よさ」で選ぶ

これからは、選ぶ基準を少しだけ変えてみましょう。

「~べき」で選ぶのではなく、「心地よいか」で選ぶ。

その基準を大切にしていくと、あなたの毎日は、少しずつ「あなたらしいもの」へと変わっていきます。

大きな決断でなくてもかまいません。

今日のランチ、休日の過ごし方、そんな小さな選択からで十分です。

本当の自分は、探すものではなく「感じ取る」もの

最後に、いちばん大切なことをお伝えします。

本当の自分とは、必死に探し出すものではありません。

日々の中で、少しずつ感じ取っていくものです。

あなたの心が喜ぶ瞬間を、一つ、また一つと増やしていく。

その積み重ねこそが、本当のあなたへと還っていく、確かな道になります。

考えても答えが出ないときは、一度考えるのをやめて、感じてみてください。

今日あなたの心が、ほんの少しゆるんだ瞬間はどこにありましたか。

その小さな心地よさが、本当のあなたへの入り口です。

不安定な世の中で、生き迷ってしまう瞬間は、きっと誰にでもあります。

あなただけではありません。

この文章が、かつての私のように立ち止まっている誰かの、ほんの小さな灯りになればと願っています。

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